合同会社にした理由

合同会社にした理由

YB合同会社を設立した時に合同会社を選んだか、その経緯について

合同会社にした理由について

数年前に会社を設立させました。その会社が合同会社だったのですが、合同会社って現在は少しづつ認知度を上げてきましたが、まだまだ知らない方も多いので、合同会社がどのようなものかの説明するページを記載させていただきました。

 

合同会社というものを皆さんはご存知でしょうか?
単にこの言葉だけ聞いてしまうと、複数の方が一緒に会社を経営しているというイメージがわいてきます。
初めて「合同会社」という会社の種類を聞いたときに同じことを思いました。
近年では大きな会社も合同会社になっており、知名度はかなり上がってきていますが、私が会社を設立した時は今以上に知名度が低く、求人の募集や広告などを見ても見かける事はありませんでした。
恥ずかしながら私自身も会社を作ろうと思った際には全然知りませんでした。
むしろ会社を作ろうと思い立ったときには株式会社と有限会社しか知りませんでした。
当時調べた限りでも、ひとえに法人と言ってもさまざまな種類がありました。

会社の種類について

会社を作る際、まず会社とはどういうものか、どのような種類があるのか、会社が「株式会社」以外にも「合同会社」「合資会社」「合名会社」の4種類あること知り、株式会社と有限会社の違いなどを調べる中で合同会社の存在を知ることになりました。

 

ちなみに2006年に有限会社が廃止になったことをこのとき調べて知りました。
そして以前はハードルがが高かった株式会社も、今では少し気軽に作れるようになったようです。

合同会社のメリット

最初は普通に株式会社を設立させることを目標に頑張っていたのですが、合同会社を調べていくうちに自分には合同会社の方が絶対合っていると思い、合同会社設立に変更しました。

 

自分に合ってると思ったメリットは下記の通りです。

  • 株式会社より低コストで作れる
  • やはり費用が少なくて済むのはかなり助かります。
  • 社員(役員)に任期がない
  • いちいち任期に関する書類や届出等を行わなくていいのは手間が省けて助かります。
  • 設立期間が少ない
  • 私は思い立ったらすぐに結果が欲しいタイプなので、設立期間が短いのは魅力でした。

合同会社のデメリット

ちなみに個人的に気にしているデメリットは「代表取締役」と言えない事ぐらいです。
合同会社の場合は「代表社員」ですからね…
法律的に「代表社員」というのが会社の所有者という認識は、もちろん自分で作った会社なので認識しておりますが、どうしても「代表社員」と聞くと「従業員の代表」というイメージになってしまいます。
実際会社を作ったばかりのころに、「代表社員」です。と言って誤解されたことがありました。
やはり「代表取締役」と言った方が世間的に認知されやすいのは否めないです。

 

他のデメリットはやはり知名度です。
設立当初はよく銀行などで「合資会社」と間違われることが多々ありました。
呼ばれるだけならそのまま流していたのですが、記入で「合同会社」と書いたにもかかわらず、「お客様会社名に誤りが…」なんて声をかけられることもしばしばありましたが、最近では認知度も上がってきたので全くありません。

 

他にもいくつか合同会社のデメリットはありましたが、私の中ではそのデメリットはそんなに気にはならないです。

 

確かに知名度の低さはデメリットの一つかもしれませんが、私は銀行などのやり取り以外で不便を感じたことはありませんでした。
確かに合同会社の知名度は低いのですが、それ以上に新設した会社自体の知名度が低すぎるので、そこまで気にはならないです。
むしろ最近では合同会社に興味を持たれる方もいるので、結構話題が広がり、話のネタになってました。

 

上場できないというのも、個人的にはそこまで大きい目標をもって会社を設立したわけではないので、特にデメリットというほどでもないのかなと思います。
もし上場を狙うなら株式会社への変更もできますしね。

合同会社の由来

ちなみにこの「合同会社」というのはもともとアメリカ合衆国も州法で認められているLLC (Limited Liability Company) がベースとなってリ、このモデルを取り入れたものが「合同会社」となっております。
日本で国外をターゲットとした会社経営をしない限り、なかなか英語表記にする機会もないとは思いますが、一応この「LLC」は英語表記としても定款等に利用できるようです。ただ日本では「GK.」や「G.K.」と表記する場合もあるようです。
非常に個人的な意見ではありますが、確かに「GK」と記載した方が日本では分かりやすいものと思います。ただ「LLC」の方がしっくりくる感じがしています。

まとめ

最初はこの「合同会社」という名称を言う時に若干の恥ずかしさがありました。
良い馴れていないというものもありますが、やはり相手が「えっ…何それ??」というリアクションをするのが予想出来た部分もあって気恥ずかしかったです。
ですが今では大手の会社様でさえ合同会社に変えているところもあり、堂々と言えるようになってきました。

 

もしこれから会社を設立することを考えている方がいましたら、是非一度、株式会社がいいのか合同会社がいいのかを深く考えてから設立に向けて動いて欲しいと思います。