バスケットスタンプの打ち方の種類

バスケットスタンプの打ち方の種類

バスケットスタンプの打ち方には様々な打ち方があります。
その種類についてです。

バスケットスタンプの打ち方

バスケットスタンプとはバスケットのように編み込んだ模様を作るものをいいます。このバスケットスタンプにはいろいろな種類があるのですが、一般的な上記の図のような形のものの打ち方についての話になります。

 

このバスケットスタンプの打ち方というのは人によってさまざまな打ち方があります。打ち方と言っても、正確に言うと、ここではバスケットスタンプを打つ際にどこを基準にしてあわせていくかという話で、私はこの基準の合わせ方を3つ知っております。

この3のやり方に共通して言えるのは、まず「基準となる線を引く」という事です。

この基準線をはじめに引いて、刻印のどの部分をその線に合わせるかというと、下記の通りになります。

ちなみに上記記載の図を用いての説明になります。@〜Cの数字は上記図の数字になります。

 

  1. 基準線に上記図のAを合わせるもの
    基準線にAのみを合わせ、1打目で自由に角度を決めて打つ。2打目からは1打目に打ったCの部分と2打目の@の部分を重なるように、そして2打目もAが基準線上になるように刻印を打っていきます。B打目以降は2打目の繰り返しです。
    <メリット>
    ・基準線に対してバスケットスタンプの角度を自由に決められるため、自分の好みに合わせることができる。
    <デメリット>
    ・基準線がはっきりと出てしまう。
    ・若干難易度が高く、ずれやすい。
  2.  基準線に上記図のBとAを合わせるもの
    Bの外端とAの内端を基準線上に合わせて刻印を打っていきます。
    1打目のAのラインと2打目のBのラインが重なるようにし、2打目のAは基準線上を目安にして打ちます。そしてその後は基本的にこの繰り返しになります。
    <メリット>
    ・基準線の上に刻印が打たれるため基準線が隠れる。
    ・基準線が絶対的な基準になるためずれにくい。
    <デメリット>
    ・基準線で全体のバランスが決まる。
    ・別の列を打つ際に最初の1打目の基準が1か所になるのでここでずれると全体的にずれる可能性がある。

  3. 基準線に@とAをあわせるもの(※この記事はこの話がメインです。)
    1打目を@とAを基準線上に合わせて打ちます。
    革をひっくり返し両サイドに刻印を打ちます。この際は1打目の@と2打目の@を合わせ2打目のAは基準線に合わせます。逆のサイドはその逆に打ち込みます。
    後は革を返しての部分から繰り返しになります。
    <メリット>
    ・線と線を合わせるため非常に簡単にできる。
    ・2列目も合わせる部分が2か所とれるところがあり、ずれにくい。
    <デメリット>
    革をひっくり返すのが面倒
    ・長物には向かない(ベルトなど)
    ・基準線を濃くしてしまうとバスケットの1本のラインが濃く見えてしまう。
    ・基準線で全体のバランスが決まる。

 

もしかしたら他にもバスケットスタンプの基準のとり方はあるかもしれませんが、私の知る限りはこの3種類です。
そして基本的には3つ目の基準を取る方法を好んで使っています。そしてベルトなどの長物(革をひっくり返せないもの)は2つ目の方法です。
ちなみにこのやり方の記事はこちらに記載しております。

 

 

 

 

この基準のとり方は本当に人それぞれで、中には基準を取らずにきれいにバスケットスタンプを打っていく方もいます。自分に合ったスタイルを探すのもいいかもしれません。