レザーバングルの制作

レザーバングルの制作

以前制作したハーマンオークツーリングレザーにカービングを入れたレザーバングルの制作日記になります。

レザーバングルを制作した時の話

以前作った作品になるのですが、ハーマンオークツーリングレザーに簡単なカービングを入れたバングルを作成した時の日記になります。

 

私はシルバーのバングルが好きでよくつけているのですが、前々から作ってみたいとは思っていたものの、シルバーアクセサリー制作のスキルはありませんでした。なのでレザーで作ってみようと思って制作することにしました。ただ革で作るのもさみしい感じになってしまうので、何かの模様をカービングしようと思いました。

 

 

まずはデザインから…
簡単にできるカービングにしようと思い、ケルトデザインをイメージしたデザインを2本とトライバルをイメージしたデザインを2本考えてみました。ちなみに上の写真の上2本がケルトデザインを意識したもの、下の2本がトライバルを意識したものになります。

 

 

上記写真はツーリングレザーにトレース、カット、ベベラ(刻印)がおおよそ終わったところになります。
一番手前の物はバックグラウンダーも打ってあります。

 

 

上の3つにもバックグラウンダーを打ちました。上の2本はデザインの内側に入れ、下の2本にはデザインの外側に入れました。

 

 

デザインの内側にバックグラウンンダーを入れた方に染色しました。

 

 

 

とりあえず先ほど染色を行った2本をバングルサイズに裁断して形を整えました。今回他のアクセサリーやロープアイテムなどと組み合わせられたらいいと思い、両サイドに丸カンを付けてあります。

 

裁断した革にあらかじめレースを通すための穴をあけておき、ブレスレット芯金を中に入れてからに張り合わせました。ちょっと形になってきてうれしかったです。

 

 

すべての裁断を終えて丸カンを装着、2本目もブレスレット芯金を入れて張り合わせました。そして1本目のレースの編み込みを開始です。このレースは2mmのレースを使用しています。

 

 

レースの編み込みは「メキシカンバスケットウェーブ」というかがりの方法で行っています。私の知る限り一番大変なかがりの方法で、最も時間がかかり、レースを消費する方法です。ですがその分、コバ部分をほぼすべて覆うので、コバ処理を適当に済ましても見えないメリットがあります。ただこれはあくまで直線での話で、カーブの部分は普通に編むとコバの部分が見えてしまうので工夫が必要です。またレースの細さにもよるところがあるので注意が必要です。

 

 

1本目が終わり2本目もあと少しで終わります。

 

 

2本目も終わりました。
やはりメキシカンバスケットウェーブでのかがりはかなり時間かかります。

 

 

4本ともかがりを終わらせて終了です。
3本目と4本目は3mmのレースを使用したため若干早く終わりました。
時間がかかった分終わったときはうれしかったですね。

 

レザーバングル制作での反省点

  • デザインを考えるときに刻印の入りを気にせずデザインしたため刻印がうまく入らなかった。
  • あまり細かすぎるデザインにするをしつこくなってしまう。
  • 1本トレースでずれてしまったようで形が左右対称ではない。
  • トライバルはやはりデザインの内側にベベラして染色した方がよかったかもしれない
  • 2mmの厚みの革を使用したのですが、少々大きくなりすぎてかなりゴツくなってしまった。
  • バングルに3mmのレースは太すぎた。