ダメな上司について

ダメな上司について

私が思う「ダメな上司」について、冷静に考えてみました。

ダメな上司(部下に嫌われる上司)について

自分が社会人になってから、様々な上司の方と接してきました。
中には仕事ができて気遣いができ、正義感が強くて皆から尊敬される素晴らしい上司もおりましたが、残念な事にそんな上司は稀です。
やはり上司というのは一つや二つ嫌な部分があるものです。
まあ一つ二つならいいのですが…
今まで数人はダメな特徴の集合体のような方もいましたからね…
今回、自分が今まで経験した上司のダメなところの特徴をまとめてみました。
私が経験したことのあるダメな上司の特徴は下記の通りです。

 

  • 意味もなく怒鳴る、罵倒する
  • 無責任
  • 指示が曖昧
  • 自分が最優先
  • 無駄話が多い
  • 上司や経営陣の批判ばかりする
  • 嫌な事だけを人に頼み、楽な仕事しない
  • 相手によって態度を変える
  • 自分以外を人として認識しない
  • 人の話を聞かない

ダメな上司の特徴について

意味もなく怒鳴る、罵倒する

私の経験した上司の場合は特に自分の機嫌でよく怒鳴っていました。
「取引先の方に嫌味を言われた」
「プライベートで嫌な事があった」
などなど…
こんな時に用事もないのに部下を呼びつけて怒鳴ります。
これは単にストレスの発散なのでしょう。
自分より下の人間を使ってストレスを発散する行為はやめていただきたいです。

 

また、指示された事に疑問点や矛盾点があった場合にその内容を質問したり指摘すると怒鳴ります。
これに関しては自分が分からなかったり気づかなかった事などに対して誤魔化したりうやむやにしようとしたりすることを目的として怒鳴っています。
なので最終的には「自分で考えろ!」や「そんなこと指示がなくてもやれ!」などの言葉を罵倒の中に織り交ぜてきます。

 

 

無責任

自分が責任を取らなければならない状況や責められそうになった場合、追及されそうになった場合、責任回避のためにありとあらゆる事を行います。
こういった上司でよく聞くセリフは…

 

「オレは知らなかった!」
「(関与しているにも関わらず)私は関与していない」
「オレはただ自分の仕事をしただけ!」
「(指示通りに仕事しても)それはお前が勝手に解釈したものだ!そんな指示を出してはいない!」

 

などなど…
しかしこれはまだましな方で、ひどい場合には…

 

「お前が無能だからだ!」
「(自分が失敗しているのに)お前の失敗だからお前の責任だ」

 

などと無茶なこじつけで責任転換をしてくる人もいます。
他にも責任を取らせようとする対象者以外に「あいつが失敗した」などと偽りの情報を言いふらして周りから固めていくせこい手口をする人もいます。

 

また仕事に関して少しだけ部下を噛ませて、順調に行けば自分が行った仕事、失敗すれば部下のせいにするという行為をする人もいます。
例えば上司が請求書を作成して、その請求書の郵送作業のみを部下に行わせる。その請求書が間違っていた場合は「部下が出した!」と言ってきます。
ちなみに「郵送を頼まれただけです!」といえば「出す前に確認するのが当然だろ!」といった感じで責任を押し付けてきます。

 

この無責任な上司というのはわりかし多いですね!
誰しもが責任は取りたくはない…というのはわかりますが、やはり人に責任を擦り付ける行為はやってはいけないと思います。

 

指示が曖昧

これには大きく分けて2つのパターンがあります。

  1. 作業や仕事の内容が分かっていないのに指示を出している場合
  2. この場合は当然と言えば当然ですが、指示を出す
    本人が指示する内容をわかっていません。
    なので曖昧な指示しか出せない場合です。

  3. 後々の事を考えて責任転換しやすいようにあえて曖昧な指示を出す場合
  4. この場合は責任転換を目的としているので、場合によっては複数の指示が飛んでくる場合があります。そして後に複数出した指示の中から一つを選んで「○○っていったじゃん!」と言ってくるパターンです。
    また指示を出した後に「やっぱり」といって複数回指示を変えて、最後に途中で出した指示を持ち出して「○○と指示したはず!」というパターンもあります。

 

自分が最優先

会社の利益、取引先の都合、社内の人間関係、仕事の効率など、他に優先しなければならない事を差し置いて自分がいかに楽ができるか、自分の見栄えがよくなるかを最優先に考えている上司です。
こういった上司は自分のこなした仕事量も気にしている方が多く、(仕事していないとなれば自分の評価が下がるという自己都合)常に楽して自分の評価につながる事しか考えてません。
なので大変な部分だけ部下にやらせて最後に「ここまででいい、あとはオレがやる!」といって最後にササッとやって自分の功績にしてしまったり、人の行った仕事を自分で行ったかのように振舞ったりします。

 

 

無駄話が多い

確かに社員同士のコミュニケーションというのは大事ですし、部下にさりげない話をして緊張をほぐしたり、ためになる話をするというのも大事です。
しかし緒低労働時間に話ばかりをして全然仕事をしない上司というのもかなり問題です。
そしてこれが社員のコミュニケーション等を目的としたものではなければ尚更です。
この無駄話の多い上司というのはほとんどが「しゃべることが好き」という方々が多く、その話の裏にメリットはほぼありません。強いて言えばその上司が楽しい時間を過ごしているだけです。

 

上司や経営陣の批判ばかりする

経営批判や人の批判ばかりしている人…
たまにならいいんです!
ですが毎日同じような事を言ってる人などは問題だと思います。
単に文句を言いたいだけのような気がしますし、そこまで批判するなら自分がやれないいのに…と思ってしまします。
そして基本部下に経営批判する上司というのは経営陣を前にして同じ事は言えません。
まあ言えないからこそ自分より下の方に言うんでしょうけど…

 

 

嫌な事だけを人に頼み、楽な仕事しない

これは『自分が最優先』でも記載しましたが、仕事の割り振りで部下にばかりきつい仕事を回し、自分は楽な仕事しかしないというのは問題です。
典型例としては普段の取引先とのやり取りは上司が行って、いざトラブルが発生した時には部下に謝罪させに行くというパターンです。
本来であれば逆だと個人的に思います。

 

相手によって態度を変える

典型的な例としては容姿の良い異性の部下に対して非常にやさしい、自分が気に入っている者とそうでない者の対応が全然違うなどがあげられます。
人間なのですべて平等に対応するというのも難しい事かもしれませんが、明らかなるひいきや過度の肩入れは決して見栄えのいいものではありません。

 

自分以外を人として認識しない

人ではなく機械かパソコンと勘違いしているのではないか?と思うような発言をする上司がいます。
例えば…
・終業間際に時間のかかる仕事を頼んで次の日の朝には終わっていない事に怒る上司
 →24時間働ける機械と思っている
・電話に出ると前置きなしにいきなり早口で型番などをつぶやきだした後「発注しておいて!」
 →ボイスレコーダー機能付きと勘違いしている
・自動車の運転中にすぐにメールを送れという指示が来る
 →自動操縦機能付きと勘違いしている
…などです。
人間なので無理なものは無理です。

 

人の話を聞かない

 

大きく分けると2パターンですね!
最後まで喋らせるけど全然聞かないパターンと話の途中でつぶしてくるパターンです。
正直どちらもたちが悪いです。
結果的には人の話を聞いていないのですから…
そしてその結果、不具合があれば当然のように「そんなことは聞いていない」と言います。

それぞれの対処法

ここでは自分が行った対処法をご紹介したいです。
(正しいかどうかはわかりませんが…)

 

  • 意味もなく怒鳴る、罵倒する
  • これに関してはいくつか試してみました。
    @怒鳴り返す
    A「何で怒ってるんですか?」と聞く
    B聞いてるふりをする
    C無視する
    D耐える

     

    正直対応策としてはどれも微妙でした。
    しかしBの質問は何気に効果がありました。というよりその後怒った原因の話をし出した場合、それに共感する形をとると静かになった経験があります。

     

  • 無責任
  • この無責任に関してはかなり対応が難しいです。
    何故なら無責任の方は言いがかりと言っていいほどの言葉を発して責任から逃れようとするからです。
    ここではかなり細かい対応が求められると思います。
    この無責任に関して自分がやった事がある対応は下記の通りです。

     

    @やり取りや指示を記録(メールなど)に残す。
    A大きな声で指示を復唱する
    Bもっと上の上司に相談する
    …などです。

     

    個人的にはAが効果が大きかったと思います。
    メールでの記録も効果があると言えばあるのですが…
    そもそも無責任で責任逃れする上司はメールなどの記録に残るやり取りを好みません…
    Bに関しては少しリスクがあります。

     

  • 指示が曖昧
  • この指示があいまいというのも対応の仕方は「無責任」の時と一緒になります。
    こちらの方も大きな声で復唱すると効果が大きかったと思います。

     

     

  • 自分が最優先
  •  

    こういうタイプは正直対応が面倒ですね…
    自分の場合は付き合えるところまでは付き合って、無理指示などには無視するっていう対応をしています。
    幸いその無視に関しては周りが乗ってきてくれたので助かりました。
    そしてこの自分勝手な上司はちょっと孤立した感じになってしまったのですが…

     

     

  • 無駄話が多い
  •  

    上手くかわすスキルがあれば問題ないのですが、相手も永遠と話を続けるスキルを持っていたりするのでなかなか大変です。
    自分は「聞いてるふりして聞いていない」という作戦で乗り切っています。
    なので全然頭に入っていないのですが…
    でもこういった「話す事が好きな人」は誰に話したかをあまり記憶していない方が多いので、その場さえ乗り切れば案外何とかなってしまうものです。

     

  • 上司や経営陣の批判ばかりする
  •  

    自分はあまりにもひどい経営批判等には普通に録音して経営陣に持って行ってしまっています。
    多少の愚痴ならばそこまで気にしないのですが、内容が単なる悪口や過度の批判についてだけですけど…

     

  • 嫌な事だけを人に頼み、楽な仕事しない
  •  

    正当な指示を装って行っているケースが多いので、気づかなかったり、対応に困ったりするときもあると思いますが、なんだかんだではっきり言ってしまうのが一番効果があるように感じています。
    最近では…
    「○○さんの仕事楽そうですね!」
    「やるのは構わないですが、仕事のバランス悪くないですか?」
    「○○さんは今何やってるんですか?」
    …など普通に聞けるようになってしまいました。

     

  • 相手によって態度を変える
  • 基本的にこのタイプの方は臆病な方が多い印象があります。
    なので毅然とした態度ではっきりと自分の意見を言うようにすると態度が良くなる傾向にあると思います。
    ただ「新人の頃はよかったのに…」なんて陰口を言われる可能性もありますが…

     

  • 自分以外を人として認識しない
  • こういったタイプの上司も対応が難しいです。
    そしてこのタイプは根本的に認識がずれているので多少の事では改善が見込めないケースも少なくありません。
    やはり上の上司に相談るのがいいかと思います。

     

  • 人の話を聞かない
  • 自分は人の話を聞かない上司には会話することをあきらめてメールなどの記録が残る手段でのコミュニケーションを取るようにしてます。
    ここで注意点ですが、人の話を聞かない上司は、あまり長文も読まない傾向にあるので、メール等を送る際には短く内容が分かりやすいようにして送るようにしています。

     

まとめ

自分が行っている対応は全てが正しいわけでもないですし、むしろやることによって逆効果のリスクすらあるものもあります。
ですが変わらないと言って何もしなければただ我慢するだけの日々を送らなくてはならないのも事実です。
少しでも良くしようとするのであれば、思いつくことを試してみたり、他の人に相談してみるとよいでしょう。